ガラスでケガをしたときの対処

地震や台風などの自然災害のほか、事故等、ガラスでケガを負ったときの対処法はこちらです。切り傷や刺し傷は傷が深いこともあるため、パニックにならないようにしてください。

ガラスが刺さったとき。
ガラスが刺さったとき、小さく浅いものならピンセットなどで取り除けそうでしたら抜いてください。抜いたら消毒液で洗浄を行ってください。出血が止まらない場合は止血を行ってから消毒を。消毒後は、ガーゼを当てて包帯を巻く。もしくは絆創膏を貼る。
【止血の方法】
  • 軽い傷の場合…清潔なガーゼやタオルを傷口に当て、軽く押さえて止血する。軽い出血の場合は5分間とにかくギュッと押さえてください。途中緩めたり、傷口をのぞかず5分間我慢してください。
  • 深い傷の場合…清潔なガーゼやタオルを傷口に当て、強く押さえて止血する。傷口を強く押さえたまま、傷の箇所を心臓よりも高くする。出血がひどいときは、止血点(指の関節や腕の内側、腕の付け根、足の付け根、こめかみ)を押さえる。

大きなガラス片が深く刺さった場合は、抜かずに至急病院へ向かってください。刺さったままでは動きにくい場合は119番に電話し、救急車の要請を。もしも抜いてしまった場合は、その破片も一緒に病院へ持って行ったほうが良いです。

※刺し傷の場合、感染症になる恐れがあります。軽い傷であっても、病院で医師に診てもらうことをお勧めします

※ガラスによる怪我は危険です。特にガラスを浴びた場合や、深く刺さった場合は、体の中に1mm以下の小さな小さな破片が残ったりします。手術でも取れないようなガラスは、後々になってもズキズキ痛くなるそうです。数年が経ち、膿んで、身体から出てくる場合も……。そのときは非常に痛みを伴うとのことです。

ガラスで切ってしまったとき
基本的な対処は「刺さってしまったとき」と同じです。
しかし消毒は行わず、傷口を洗って清潔にし、絆創膏等を貼っておいてください。切り傷の場合、消毒液を掛けてしまうと傷口付近の「傷を治そうとする細胞」が一緒に弱まってしまうためです。
また、乾燥させてしまうと傷の治りが遅いため、すぐに絆創膏を貼るか、ラップで傷口を覆い四方を軽くテープで留めてください。その上からラップが外れないよう包帯を巻いてください。この方法は「かさぶた」を作らないため、傷が残ることを防ぎます。

窓ガラス等が割れてしまった場合、そのまま放って大丈夫であればガラスの始末はガラス業者さんへ任せてしまったほうがやはり安全で確実です。
怪我を負った際は応急処置を施した後、医師の診察を受けてください。よっぽど小さな傷ならばともかく、例えば指の場合は後々動かしにくくなるなど、影響が出るかもしれません。また、細菌が入って化膿する場合もあります。ガラス片が入り込んでしまうこともあります。特に出血がひどい、と感じた場合は病院へ。
縫ってもらったほうが傷の治りも早く、傷跡が残らないとも言います。
くれぐれも、ガラスを扱う場合は、怪我のないようお気を付けください。

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